森林伐採業への就職・転職と仕事内容

代表的な業務

 

森林伐採業でもっとも中心となる作業は当然ですが「木の伐採」です。伐採とは森林の木竹を伐り倒すことで、一般的には丸太を生産することになります。こうした伐採の種類として、主伐、間伐、除伐、皆伐、択伐があります。

 

  • 主伐とは、森林樹木を収穫するための伐採で、林業の収入の源泉です。皆伐と択伐があり、皆伐は、対象区画の森林の樹木の全の伐採です。コレの方が伐採経費は少ないので合理的ですが、周囲の環境に与える影響も大きいデメリットがあります。
  • 対して択伐は、対象区画から伐期に達した樹木を選んで、適量ずつ数年から数十年おきに抜き切りします。それ以外の樹木は切らないことから森林への影響が小さいとされています。
  • 間伐は、樹木の生長で混み合ってきた樹木の生育を守るための間引き伐採です。これで林床に太陽光線が届くようにして、下草が生育しやすい環境にします。土壌流出防止にもなるので、土砂災害防止のためにも重要な保育作業です。
  • 厳密には、今後木材として利用価値が高いと思える樹木を残す定性間伐と、伐採経費を抑える機械的な一定量伐採に大別されます。除伐は、将来育成するもの以外の種類の樹木を伐採することです。これは森林管理において支障となる樹木を除去するという側面もあります。
  • 他にも、本数調整伐という日本独自の用語もあります。この場合は、主目的が保安林機能の維持増進であり、単なる伐採とは異なります。いずれにしても、必要な時期に間伐をしないと、材質は低下し、製品価値が下がるのです。森林伐採業とは具体的には、こうした業務を行います。

 


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